「フェミニズムの現在地」の感想

「敵の分断作戦」としてのフェミニズム
柴田英里 2026.07.30
サポートメンバー限定

7月26日(日)に、イスラム法学者の中田考先生と、「フェミニズムの現在地」というイベントを実施しました。

アーカイブ販売は8/9(日)まで!

アーカイブ販売は8/9(日)まで!

中田先生とは、興味関心領域が異なり過ぎて対立にもならなかったのですが、先生とお話して特に興味深く印象的だったのは、「なぜ西洋は、女性問題でタリバンを攻撃するのか?」というトピックの、「敵の分断作戦」としてのフェミニズムです。

タリバンと欧米フェミニズム及び日本人の一般は、宗教観や歴史、価値観が根本的に異なる(イスラム教徒の目的は死後の審判で、神に正しく評価されることらしいそれなら。現世での自己実現はそもそも目的足り得ないことになる)。価値観が著しく異なるタリバン(および第三世界)に対して、西洋圏のフェミニストたちが執拗に介入する姿勢には、いままで、「意味がわからない」という気持ちが半分と、「ポストコロニアリズム的な問題」という認識が半分でした。しかし、中田先生が、「西洋圏のフェミニズム理念は、前線で戦う夫と銃後の妻というタリバンの戦闘ユニットを崩すために活用されている部分がある。」とお話されていて、なるほどと思いました。

この記事はサポートメンバー限定です

続きは、666文字あります。

下記からメールアドレスを入力し、サポートメンバー登録することで読むことができます

登録する

すでに登録された方はこちら

読者限定
フェミニズムが「機能不全」になる理由
読者限定
売春は「性被害」か「労働」か:性をめぐるフェミニズム内の対立
読者限定
フェミニズムによる「道徳的検閲」と批判
サポートメンバー限定
2026年9月の執筆参考文献
サポートメンバー限定
人はフェミニズムで「幸せ」になれるのか?
サポートメンバー限定
決済インフラによる「検閲」と性的経済の構造
読者限定
しぐれうい✕メゾピアノコラボ炎上にみるブランドイメージとアイデンティテ...
読者限定
「遺伝的要因のおそろしさ」発言をめぐる問題